EASTON EC90 aero 購入とフリー交換・シマノフリー分解 Vol.2 (最終)
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EASTON EC90 aero 購入とフリー交換・シマノフリー分解 Vol.2 (最終)

  

英国イギリスより、680マイル(約1000km)走行済みのモノを
380GBP(約65000円 本体価格+国際送料込み) で落とすことが出来たわけですが、
実際に付けて走るに当たり、2つ用意せねばならぬものがあります。

1つは EASTON純正 SHIMANO 用フリーハブ

もう一つは カーボンリム用ブレーキシュー



まずフリーハブを交換しましょう・・・


IMG_4324shukusen.jpgもともとブリティッシュ出品者様は、向こうで主流かと思われる EASTON純正 カンパフリーハブ
(ほぼ新品)
をつけて売ってくださいました。


ですが、当然ながらこれではシマノ製品がはまらないのでフリー交換ということにしました。

IMG_4393sn.jpg

運よくEASTON R4SLシマノフリーボディーを譲って頂けたのですが
なんとベアリングがゴリゴリ…もう音として聞こえるほどです・・・


IMG_4452sn.jpg 


急きょクリーニングのためシールドを外してみると、
それはもうそれは無残なことになっていました・・・

ねばっこいグリースと砂がまじってセラミックの球をガリガリ傷つけていました。
まるで悪夢・・・

新品のフリー買おうかとも思いましたが、
EASTON EC90 AERO を売ってくれたイギリスの善良出品者が、おまけで付けて下さったカンパカセット用R4SLフリー・・・

このヌルヌル新品セラミックベアリングを 
SHIMANOフリーのガリゴリセラミックベアリングと交換すれば・・・


せっかくの機会ですので早速実践


hub_r4_exploded.jpg

5292235178_8b104018a5_z.jpg

さて・・・ここで知っておかねばならないのが、R4SLハブ及びフリーの構造です。
上図はかなり苦労して見つけてきたR4SLのカット図です・・・

※もはやEASTONはECHOハブの時代なため、
本社HPにはR4SLハブについてのメカニカル記述はほとんどなし・・・

独学しかありません・・・

蒼いパーツの⑨がフリーハブです。
ここに2つのベアリングが入っていますが、恐らく手前のは両方ともゴリゴリでしょう・・・
フリーハブを外し、両方のベアリングを交換します。

※この記事はあくまでマトメであり、分解を促すものではございません。
分解は自己責任にてお願いします。
本記事が原因による事故、損害には一切関与しません。

IMG_4455sn.jpg 

まずベアリングリリース工具で、圧入されたセラミックベアリングを抜きます。

IMG_4515sn.jpg 

ガッキョン!ガッキョン!・・・

ヌポンッ!

IMG_4459sn.jpg 

まずは外側のベアリングが抜けました。

さて、お次は内側のベアリングを抜くわけですが、ここで一つ気を付けねばならぬポインツが
存在します。

5292235178_8b104018a5_z_20141020200333468.jpg 

赤枠で囲んであるここの部品・・・

IMG_0047sn.jpg 

ここには、上図のようなC型止め輪というリングがはまっています。

つまり、このリングがストッパーの役割を果たしているため、
外さぬ限り、押しても引いても内側のベアリングは抜けないワケです。

IMG_4514sn.jpg 

・・・なので外します。
先の細いラジオペンチなどてつかんで、垂直に引き上げてみて下さい。
固いかもしれませんがなんとか外れます。

IMG_4521sn.jpg 

こうして両方のベアリングを外しました。
内部構造がだいたい予想して頂けるショットかと思います。

左のSHIMANO用フリーのベアリングはゴリガリ悲惨状態ですが、
対して右の善良英国出品者からのカンパ用フリーのベアリングは見事なほどのヌルヌル状態。


早速交換し、元に戻します。

IMG_4412sn.jpg 

シャフトを逆さにし、ゴムハンでコンコンと地道に叩き、
新しいベアリングを丁寧に圧入し直します。

フリー或いはベアリング、どちらを痛めても痛い出費につながるので、
慎重をキワメながら作業します。

IMG_4535sn.jpg 

作業完了です。

回転は恐らく新品と同等でしょう
ウルトラスムーズな回転になりました。


IMG_4532sn.jpg 

乾燥防止のため、シールドの表面及び、内壁に軽くグリースを塗っておきます。

IMG_4536sn.jpg 

グリースをたっぷりつけ、アセンブリします。
最後は規定トルクでしっかりとしめます。

右フリー側(135kgf・cm = 13.24N・m
左側(165kgf・cm = 16.18N・m



さて、お次はこのEASTON R4SL フリー(シマノ用) にカセットを入れるわけですが、
このR4SL赤フリーには シマノCS7900/7800のみ ※CS6600以下は不適合
という注意書きがあります。

つまりこれは、アルテグラグレード以上の10Sにしか対応しませんよ~
・・・ということを単純に指しているのですが、
なぜか『デュラ専用』だの『デュラにしか付かない』だとかのヨクワカラナイ 
デマが広まって
いるご様子・・・

IMG_4426sn.jpg 

手前のカセットは、CS-6700 (12/23T) ・・・つまり67系アルテですが、
ご覧のように何の問題も無くはまります。

CS-6700との互換性については、メーカー(EASTON)からの返答を待っているトコロらしいですが、
どうせ音沙汰ナシかと思うので、ここにはまることを証明しておきます。


IMG_4418sn.jpg IMG_4425sn.jpg 

一つ、EASTONフリーでの注意点ですが、
なぜかフリーのツメ(突起)がスローピングしています。

右図のピンセットで指している突起のみ、スローピングがかかっていません。
ここにカセット側での小さな窪みを入れるようにしてください。


IMG_4545sn.jpg 

こうして無事付いたR4SLハブ。
ゴリゴリも無くなり、後輪も無音回転になりました。


IMG_4359shukusen.jpg 

ためしに部屋で回してみました。

カーテンを閉める程度の力でエイッとやってやると、
フロントが無音で4分30秒程回ってくれました。
リアは3分程ですね。

私は高校時代に部活動で、省エネルギーの1人乗りの電気自動車を
作っていたのですが、そのセラミックアンギュラベアリングにもまけない回転性能です。

こちらです➩
My班活Blog (手前が管理人です)

微かにホイール内で反響している音がします。

さて・・・お次はカーボンリム用ブレーキシューへの交換です。

IMG_4580shukusen.jpg  IMG_4585shukusen.jpg 

手前が購入したモノは、ASHIMA(アシマ)のAEROシリーズです。
ASHIMA ARS73CRx-P-A-PCAC という商品名です。 覚えにくさではNo.1ですね。

カーボンリム用シュー&アルミパッドホルダーセットというお得なセットです。

この商品は、大胆に入ったスリットにより放熱性が高く出来ているらしく、
しかもシューをヘアピンのようなモノで固定しているという独特な構造のモノです。
他には無い独特なスタイルですよね~


ちなみにこのASHIMA ARS73CRx-P-A-PCACですが、

engagegavialbrakes1.jpg

知る人ぞ知るドイツの変態メーカー『AX-lightness』社の、姉妹ブランド『engage』
から出ているカーボンキャリパーブレーキ(GAVIAL Brakes)の
デフォルトブレーキシューとなっています。

信頼性や性能が高いからこそだからと信じています。

engagegavialbrakes5.jpg   

ただし『ASHIMA』とは入らず『engage』と入っています。
どっちがOEMしているのでしょうねw

IMG_4651shukusen.jpg 

早速取り付けます。

このASIMAのブレーキシュー、取り付けボルトがトルクスねじ(ヘクスローブ)
なので、工具がない場合はトルクスレンチなどを買いましょう。

4Nm でしめろとありますが、
使用されているこのトルクスねじの ねじ山付近の造形が絶妙に悪いため、
なめやすいです・・・要注意です。

IMG_4643shukusen.jpg 

お決まりのトーイン作業・・・
まぁそんなに鳴りそうでもありませんでしたが一応・・・

IMG_4655shukusen.jpg 

付きました。
グロスブラックのAxisちゃんとモノクロカラーになり、更にハデになってしまいました(笑)


こうしてEASTON純正 SHIMANO 用フリーハブの整備と、
カーボンリム用ブレーキシューへの交換が済みました。

一部でも参考になったようでしたら幸いです。






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